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Google Pixel 3、単眼カメラでも「超解像」でズーム強化 その実力は? 宇宙探査の技術応用

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スマホカメラの弱点は「望遠」だ。最近のハイエンドスマホは、明るい環境で綺麗に撮影できるのは当然として、薄暗い夜景でも鮮明に写してくれる。『もう普段使いで本格カメラなんていらない』という錯覚すら覚えるが、遠くにある被写体を狙うとき、スマホカメラの力不足を思い知らされる。


なお、「iPhone XS」や「Galaxy S9+」「HUAWEI P20 Pro」などの最近のスマホは、標準レンズに望遠レンズを加えたダブルカメラ、あるいはトリプルカメラ構成とすることで、コンデジに及ばないまでも望遠性能を改善している。

単眼カメラのPixel 3は「超解像」でズーム強化

一方の「Pixel 3」は標準画角だけの単眼カメラ構成となっており、『ズーム性能はどうなの?』という不安を感じなくもない。なお、Googleによれば、火星探査で地表を撮影する際などに使われる超解像度技術をPixel 3に導入。これにより、単眼レンズながらも高いズーム性能を獲得しているという。具体的には、複数枚の写真を合成することで、ズーム性能を改善している。

この「超解像ズーム」の実力はどれほどか。発表会場に持参していた「iPhone X」や「Galaxy S9+」と撮り比べてみた。(iPhone XSやHUAWEI P20 Proを持参していなかったのが悔やまれる...)


▲Pixel 3の標準画角で撮影(白丸は下記画像の拡大撮影部分)


▲Pixel 3の最大望遠


▲iPhone Xの最大望遠


▲Galaxy S9+の最大望遠

短い試用ではあるが、体感では2倍望遠レンズを搭載した「iPhone X」や「Galaxy S9+」と大差なかった。3倍・5倍などさまざまな倍率で試せればよかったが、その時間はなかった。とはいえ、単眼カメラでここまでの画質を実現できているのは、やはり優秀ということなのだろう。

デュアルカメラの意義とは?

単眼カメラでここまでのズーム性能を獲得できるとなると、2倍望遠のデュアルカメラの意義が問われるかもしれない。また、Pixel 3ではポートレートモード(ボケ感のある人物写真)すら単眼カメラのAI補正で実現している。


▲Pixel 3の単眼カメラで撮影したポートレート写真、背景が自然にボケている

なお、3倍望遠レンズを搭載した「HUAWEI P20 Pro」と比べると、ズーム性能は明確に劣っており、『望遠レンズを積むなら3倍以上』というふうに、スマホカメラは今後進化するのかもしれない。
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