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新iPhoneが真価を発揮するのはこれから? iPhone XS Maxから見えた可能性





iPhone Xを1年使っていた筆者がiPhone XS Maxを体験して気づいたことをレビューします。多くのレビューで指摘されているように、性能向上を体感できたのは「カメラの改良」でした。AI性能が加わったカメラを試用する中で感じた"可能性"について、筆者の私見も交えたレビューをお届けします。

良い意味でも悪い意味でも変わらない
iPhoneは使用感を変えないように気を遣って設計されているためか、いつも「前のiPhoneと使用感が変わらないなあ」といったような感想を抱くのですが、今回のiPhone XSシリーズではその印象が顕著でした。

今回、iPhone史上最大のディスプレイを備えたiPhone XS Maxの方を体験したため、大画面特有の便利さと不便さを味わいました。一方で、「iPhone XS」はiPhone Xと筐体も画面もまったく同じ大きさで、並べてみても違いが分からないほど。iPhone XをiOS 12にバージョンアップしてしまえば、動作のなめらかさでも違いを感じるのが難しいほどです。良い意味で言うと「操作に戸惑わない」ですし、裏を返せば「代わり映えがしない」とも言えます。

↑右はiPhone XS Maxですが、外観もiPhone X(左)からほとんど変わっていません。アップルによると、iPhone XSシリーズの前面・背面ガラスには硬度の高いものが採用されており、傷つきにくくなっているそうです

「iPhone XS Max」の場合、大画面化・狭額縁化という大きな違いもあります。6.5インチという大画面には、表示できる情報量の多さから、特に便利と感じるシーンも多々あります。一方で、タッチ操作がかならずしも最適化されているとは限らず、特に片手持ちで使うには厳しい操作もありました。

顕著な違いがわかるのはカメラ
ハードウェア性能の違いが分かりづらい今回のアップデートですが、明らかに違うのがカメラの写りの良さ。特に夜景や夕暮れのシーンのような、明暗の対比が強いシーンでは、iPhone XSシリーズの写りの良さが際立ちます。

iPhone XS Maxレビュー

iPhone XSにはAppleが「スマートHDR」と呼ぶ新機能が搭載されています。といっても、画面表示では特に変化はなく、必要なシーンで自動で動作します。今まで通り、ただ写真を撮るだけで、新機能の恩恵にあずかれることになります。

このスマートHDRは、iPhone XSシリーズの新チップセット「A12 Bionic」の性能を活用したもの。A12 Bionicでは"人工知能(AI)的"な処理性能が強化されており、Smart HDRでは明度や彩度などの微調整でそうした処理を行っているとみられます。

一眼カメラで夜景を撮るときは、シャッタースピードや露出の調整などに神経を使うものですが、ボタン1つ押すだけでそれに迫る写真を撮れるiPhone XS Maxのカメラにはなかなかのインパクトがあります。

デジタルズームの性能も良く、SNSにアップする用途なら、10倍ズームでも十分使い物になるのではと感じるくらい、ズーム特有の荒れが抑えられています。
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